できることを続ける

先日、お客様との会話の中でこんな発言がありました。

「(ホームページの)お客さん読んでるとみんなすごく頑張ってるよね。私も負けずにやらなきゃと思うんだけど、なかなかできない」

確かに、当リハビリをご利用のお客様は、歩けるようになりたいという意欲の高い方ばかりです。難しいリハビリにもチャレンジし、困難に立ち向かい目標を達成しています。しかし、お客様全員が常に高い意欲を持ち続けているわけではありません。月日が経つと慣れの気持ちも出てきます。集中力が途切れてしまうこともあります。弱気な言動が見られることもあります。元々は何不自由なく歩けていた方が、病気をきっかけとして歩けなくなり、再度歩けるようになるよう努力しています。できないことをできるようにするのは、簡単な事ではありません。恐怖や困難、弱気な心が自分自身を支配するようにもなります。私にも経験のあることです。

お客様の発言を聞いて、そんな思いを述べながらさらに答えました。

私と一緒にリハビリをするときはあえて難しい課題に取り組みます。それが歩きを実現するためでもあり、私とでないとできないことだからです。しかし、その内容は必ずできるようになる課題です。少しレベルの高い課題ですが克服でき、歩きに繋がる課題です。そしてもう一つ、お客様にお願いしていることがあります。それは、ご自宅でお客様ができること(自主トレ)をしてもらうことです。

お客様の自主トレに関しては、お一人でもできることであり、歩くためには必要な動作でもあります。それは決して難しい事ではありません。体に麻痺が残ったり筋力が弱ったりすると、その部位を使わないように人間は自然と動きます。その動きがスムーズな歩きを阻害します。普段から自主トレを通してできることを継続する。それが歩くを得るためには重要です。できない事をやる必要はありません。できない事は長続きしません。

できることを継続する。