横浜市栄区にお住いの髙橋様(脳腫瘍 小脳失調/50歳/女性)
小脳の障害により、歩くことができませんでしたが、1か月でだんだんと歩ける距離が増えてきました。何時いつまでにどうしたい、と目標が決まっている方におすすめです。職場までのルートも一緒になって考えて下さってありがたいです。リハビリはつらい時もありますが、細かく先生がほめてくださるので、やる気がでます。いつでも前向きで先生と話すだけで元気がでます。遠方なので少しお高いですが、頼んで良かったです。家族やいつも吠えてしまう犬、近所の人にも欠かさず感じよく挨拶して下さり、感謝しています。歩いて職場に通えるようになるまで頑張りたいと思っています。
脳腫瘍の切除術の影響で小脳失調が後遺症として残ってしまいました。髙橋様との初回面談時には、バランス障害によるふらつきが強くご自宅内を歩行器を使用するか、家具や廊下の壁を伝って歩く状態でした。お仕事では重要な立場にある方ですので、リハビリの目標は”復職”。しかし、髙橋様のお宅は急勾配の坂の上にあり、復職に当たっては高い障壁になりました。小脳失調は運動遂行時の発出する筋力の調整が困難になります。さらにバランス障害がありましたので、急勾配の坂の上り下りと勤務先までの距離を歩き続ける体力を付けることは困難を要しました。復職つまりは社会生活を営む事は様々な歩行能力を求められます。人混みの中を安全に歩くには、周りの方の歩行状態を把握し自分がどのような歩きをすれば安全かを瞬時に判断し遂行しなければなりません。打って付けの場所がスーパーです。電車に乗る機会も増えてくると思いますので、駅構内のエスカレーターの乗り降りなどの動作確認も行いました。通勤経路への往復が安全に行えるようになって、勤務先との復職に向けての面談の場にも立ち会わせていただき、理学療法士の目線でお体の状態や勤務上の注意点を意見致しました。週に1回午前中のみの出勤から完全復職に向けての勤務が始まりました。通勤時や勤務中に新たな問題が発生していないかフォローしつつ、さらに行動範囲を広げられるよう自転車乗車の練習もしました。