尖足に対するリハビリ
尖足は、まずはふくらはぎやアキレス腱のストレッチを行ったり、ふくらはぎの緊張を緩和するようマッサージを行います。さらには、つま先を持ち上げる動きを強化していきます。つま先だけを単独で持ち上げるのが難しい場合、脚全体を曲げながら同時につま先も持ち上げ筋肉の働きを活性化させていきます。次に歩行において、尖足の影響を抑えていく必要があります。歩行時の問題としては、①床に足をつくときにつま先からついてしまう。②脚を振り出すときにつま先が床に引っ掛かってしまう。①に対しては、尖足側を前方に付き踵から指の付け根、つま先に向けて重心移動を行います。②に対しては、脚を後方にしっかりと蹴り上げる・後方に付いた尖足側を筋トレと同様に脚の動きに合わせてつま先を持ち上げるように反復します。
また、つま先の機能を改善させるために継ぎ足(尖足側を後方)でつま先に荷重したり、踏み台で片脚で支え尖足側の足底でしっかり支えつま先・足底筋の機能を高めていきます。
継ぎ足:後方の尖足側足のつま先に荷重をかけ、機能を高める。
踏み台:尖足側の足裏全体で体重を支え足底筋の機能を高める。