パーキンソン歩行について

 パーキンソン歩行とは、パーキンソンを患った方に見られる歩行です。頭部が前方に突き出し、上半身の前かがみ、と特徴的な姿勢となります。パーキンソン歩行では、①小刻み歩行②すり足歩行③すくみ足④突進歩行などが見られます。

 ①小刻み歩行は、歩くときの歩幅が小さくなっている状態です。②すり足歩行は、地面を足の裏で擦るように歩いている状態です。③すくみ足歩行は、歩き始めるときに一歩目が踏み出せず立ちすくんでいる状態です。④突進歩行は、歩いていると徐々に姿勢が前かがみになり歩行スピードが速くなり突進してしまう歩行状態をいいます。

パーキンソン歩行に対するリハビリ

 上記パーキンソン歩行に見られる特徴的な歩行に対して行うリハビリを紹介します。上記の歩行になるには、姿勢や動作の画一化、柔軟性の低下などが原因になります。

①小刻み歩行へのリハビリ

 脚を持ち上げるための左右への重心移動がうまく行えていないため、支持側の脚に重心をしっかりと移動させ体を支えることを反復します。

②すり足歩行へのリハビリ

 上半身が前かがみとなり、脚の可動域を阻害してしまいます。上半身を直立に保つことが大切になりますので、四つん這いや膝立ちなどで体幹やお尻周りの機能を高めていきます。

片膝立ちで軸脚の支えと上半身の姿勢保持を高めます。

③すくみ足へのリハビリ

 すくみ足は、上半身が前かがみになると重心がつま先によりかかるようになります。両足のつま先に重心がかかると姿勢を保つことに意識が向くので脚が出づらくなります。立位において、姿勢を直立に保ち足踏みを反復します。さらには、踏み台や階段にて昇降を行います。

軸足での支え、姿勢保持を意識しながら反対脚を持ち上げます。

④突進歩行へのリハビリ

 突進歩行は、歩行が進むにつれて上半身の前かがみが強まり、重心がつま先にかかりつま先接地での歩行となっている状態です。上半身の姿勢保持と直立位での脚の振り出しを向上させるために、四つん這いや膝立ちに加え、踏み台(階段)昇降を行います。

四つん這いで手や脚を挙上し、バランスを養います。