脳出血

このリハビリを続けていけば良くなると思えた

横浜市青葉区にお住いのI様(脳出血左麻痺/56歳/男性)

この度、1か月間集中リハビリをご利用いただきましたI 様よりご感想をいただきましたのでご紹介します。

れいんぼうフィジカルセラピーのリハビリテーションを受ける前の状態を教えてください。

(I様)短下肢装具と杖使用で、何とか外出ができる状態。底屈・内反がきつく、装具なしでは自宅内でも頻繁に突っ張った状態(底屈・内反)が起き自力で底屈内反回避が難しく、動くことがストレスにもなっていた。

れいんぼうフィジカルセラピーのリハビリテーションを受けた後、どのような変化がありましたか?

(I様)底屈・内反はなくなってはいないが自宅でゆっくり一歩ずつ伸展させながらであれば装具なし杖ありで歩行でき、動くことのストレスが軽減された。

今後の目標は何ですか?

(I様)杖・装具なし安全歩行

その他、お気づきになったことはありますか?

(I様)通常のリハビリの範疇を超えるハードメニューが実施されるため、気持ちが整っていないときついと感じるだろうが、結果としてフィジカル強化という対価が得られる事は間違いない。その強化が筋力不足による様々な恐怖の解消に繋がっていると言える。麻痺した手足の重たく、左右差が大きく感じた。筋力がついた印象で、装具なしの恐怖も薄れ底屈でも耐えられる支えられる自信がついた。リハビリの内容は、できない事が多くて難しかったが、臀部大腿の力の入れ方が分かるようになった。病院のリハビリとは負荷が違って、限界を越える内容です。ただ、普通の事をしてても進まない・できる範囲をゆっくりやっても仕方がないので、この内容を続けていけば良くなっていくんじゃないかと思えた。

I様は回復期病院をご退院後、しばらく経ってかられいんぼうフィジカルセラピーの1か月間集中リハビリをご利用いただきました。当施設へご来訪いただいた際は、短下肢装具と杖をご使用でゆっくりとした歩きでした。I様は56歳とお若くまだまだお仕事でもご活躍が期待されます。ただし、復職に当たっては公共交通機関のご利用や杖なし装具なしで歩くことを目標とされています。ご退院後リハビリテーションのご利用がなかったのは、介護保険サービスでは高齢者と同じ環境のリハビリテーションではご自身が求める改善が見込めないのではないかとご心配があったからのようです。

当初、短下肢装具を外すと緊張が高まってしまい足首の内反が起こり歩くことができない状態でした。下肢の支持機能の改善を図るためのトレーニングを徹底的に行い、裸足で全身を支える様々な動作訓練を反復しました。筋緊張が高く底屈内反が顕著にみられる方の改善のためにはお体の改善と同時に恐怖心を拭い去る事も重要です。「裸足で大丈夫かな?内反が起きてしまって危ないんじゃないか?」このような不安・恐怖心が緊張を高めてしまう事もあります。ですから、裸足で身体を支える支持機能を向上をさせることと同時に精神的な負担軽減も必要でした。I様のご感想では、ハードメニュー・きつい内容とありますが杖なし・装具なしで公共交通機関を利用する目標となると身体操作・運動能力を高める必要があります。しかし、このメニューを1か月間やり遂げたI様は目標に大きく近づいたと言えます。

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