1分ストレッチ

下肢の筋緊張が高い方の多くが足底筋やふくらはぎの緊張が高まりやすくなります。足首の柔軟性が低下し、荷重や重心移動の障害になってしまいます。そのようなお困りをお持ちの方の多くが傾斜台を使ったストレッチをやられているでしょう。そこで今回は傾斜台を使ったストレッチの注意を紹介します。

実際に傾斜台を使ったストレッチを見るとこのようになっている事があります。(写真は私です)ここで注意していただきたいのが、足首が後方に伸びてしまっている点です。写真でも示しましたが、足首が前方に曲がっていませんので、足底筋やふくらはぎのストレッチ効果は得られにくくなります。

そこで、足首が前方に曲がる様に傾斜台に立ってください。写真で示したように足首が前方に曲がることで足底筋やふくらはぎの筋がしっかりとストレッチされます。また、足首を前方に曲げて立位をとることで、つま先への荷重も行えるようになります。後方の壁に寄り掛かって立つと後方へ荷重が掛かってしまいます。お体の前に椅子やテーブルを置いて以上のストレッチを行うと効果が高まります。

このストレッチは足首、足底筋とふくらはぎの柔軟性に繋がるだけでなく、立位の安定や歩行時のつま先荷重も促すことになります。

以上の点に注意してぜひ実施して下さい。